アイバンク「ドナーファミリーの集い」でMEGASTAR-II投影&大平生解説

東京歯科大学市川総合病院 角膜センター・アイバンク※1が主催する第21回「ドナーファミリーの集い」で、大平貴之の生解説によるMEGASTAR-IIの上映を行いました。眼球を提供したドナーファミリーや移植を受けた方々、医療関係者などが参加しました。

真っ暗になった会場で目を閉じ、大平の合図で目を開けてもらった瞬間、「わあ~」という歓声やどよめきとともに、MEGASTAR-IIによる約1000万個の星が会場全体に広がりました。その後、デジタル映像で、地球の星空から銀河系を突き抜け、観測可能な138億光年先の宇宙の果てまで旅するという演出を行いました。

大平は「一人一人の世界も、また私たちの抱えている日常の一つ一つの事もこの宇宙の大きさと同じくらい、尊いと改めて感じます。宇宙の中に存在する私達が、これからどんな未来を創っていくのか、と考えたとき、地球上では良い事ばかりではなく、環境、他いろいろな問題があり、人類の未来は時には危うく感じることもあります。が、そんなときだからこそ、夜空を見上げてみましょう。そして今こそ、宇宙を見上げ、星空を見上げ、宇宙の中に存在する、夢ではない、まぎれもない現実を見つめ、私達自身が何者であるか、を考える時ではないでしょうか」と語りかけました。

参加した移植を受けた方は、「前からプラネタリウムを見てみたい!と思っていたので、あんなに素晴らしい星空を見られてうれしかった。しかもドナーファミリーがいらっしゃる同じ空間で、星空に向かって『ドナーさん、ありがとう!』って言えたのが感激でした。」とおっしゃっていました。

 

大平技研では、「未来への取組」の一環として、病院や老人ホームなどの施設に星空を届ける活動を行っています。

 

※1アイバンクとは

死後(心停止、及び脳死後)、提供者(ドナー)から眼球の提供を受け、角膜移植によってしか視力を回復できない患者(移植者/レシピエント)に対し、公平・公正にあっせんする機関のこと。日本では厚生労働大臣の許可により、各地にてアイバンク活動が行われています。

INFORMATION

開催日時:2018年10月21日(日)
会場:イイノホール&カンファレンスセンター
主催:東京歯科大学市川総合病院 角膜センター・アイバンク
協力:児童劇団「大きな夢」、(協)日本俳優連合、関東学生陸上競技連盟、有限会社 大平技研

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